東京駅周辺の建築探訪

1914年の誕生から、まもなく100年を迎える東京駅丸の内駅舎の

復元工事が完了しました。

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建築学科の授業でも出てきた辰野金吾の設計。

鉄筋コンクリートの技術が日本にも広がってきた明治時代。

東京駅も当然、鉄筋コンクリートで作ろうということになりましたが

辰野金吾さんにとっては初めての材料で不信感がぬぐえず

使い慣れたレンガで作ることにこだわってできた建物。

日本では最後の本格的なレンガ造の大建築となりました。

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丸の内駅舎はJRがモダンで強固なものに建て替える計画でしたが

一般の人の保存運動が強まりこの度の復元工事に至りました。

東京駅周辺には他にも面白い建物がたくさんあります。

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丸の内最初のオフィスビル三菱一号館

日本に最初に洋風建築を伝えたジョサイア・コンドルの設計

とはいえ昭和43年には一度は解体され、元の建物を忠実に復元する形で

新築されたものです。

その背景には、壊したあとにできた

「文化財を保存したら、後ろの超高層ビルの容積を増やしてもよい」という法律によるもの。

当時の雰囲気を想像でき、異国の情緒も醸し出しています。

今は美術館として使われ、裏の中庭にはバラやハーブなどで作られた洋風のお庭があります。

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続いては東京中央郵便局

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こちらは建築家が残すべきだと声をあげた結果、

表面の壁一枚残して、後ろに超高層ビルがくっつきました。

後ろのビルを何の特徴もないシンプルなものにした郵政の気遣いが見られます。

東京駅周辺は一丁倫敦(ロンドン)と言われた所以も残しつつ

古さと新しさが融合した他に類を見ない街並みです

駅正面の皇居前は紅葉がきれいなのでショッピングがてらたまにはゆっくり散歩してみても楽しいですね。

(車はたまたま停車した古いシトロエン。ナンバーは貴重な一ケタ。大切にされている証拠です!カッコイイ!)
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by yagi-blog | 2012-11-23 20:56 | 旅、アウトドア
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